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「要らぬもの」

空に雲ひとつない天気よりも、
空一面に白い雲が広がった天気の方が、
何故だか少しの不安を伴った思惑を得る。
人によっては逆かもしれない。
見上げたとき、そこに何もない青面があるとき、
安堵には遠い違和感を覚えるのかもしれない。
そのふたつにはどんな違いがあるだろう。
それらは空を埋める黒雲とは全く性質の異なるものだが、
まるで、雨が降っているときの暗雲とは違う、
本人に悪意のない邪魔、のようなものなのだ。
安全が保障されている、という文言に対する、
根拠に乏しい疑心の念によるものなのかもしれない。


20060930


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