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「一」

何事も、為すためには積み重ねである。
何かを完成、或いは完遂しようというときに、
いきなり零から十には成り得ない。
必ずそこには一があり、二があり、三がある。
よしんば、一を知ったものが三に到達する変則もあろうが、
一は絶対的に動かない始まりの一歩である。
どれだけ乱暴に二から九までの省略があろうとも、
一はなければならない。それは全ての土台である。

20060227

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