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「不可避の不文律」

朝が始まると同時に、夜から逃げ出すものが数多い。
例えば道端の常夜灯。
彼らは太陽が昇ればお役御免、直ぐ様消えねばならない。
しかし大抵彼らはいつまでも、その場で愚図愚図と点灯している。
彼らには分からないのだ、光と闇の世界の違いが。
否…、世界が続いているということも、彼らには分からない。
本来ならば余計な命令など必要なく、永遠に光を灯し続ける…、
そんな存在でありたいと願うのが、光を抱く者の常なのである。

20060219


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