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「さようなら、オレンジ」

それが、完全に、これっきりってわけじゃない。
でも、そうであっても、やっぱり、もう、
どうしても、僕たちは別れの言葉を口にする。
さようなら、さようなら、と。
その小さなキャンバスに向けて、一言だけ。
あまり口にはしたくない言葉だから、素っ気無く。
出来るだけ素っ気無く、大したことなんてないのだと言外に匂わせて。
でも、多分、ううん、絶対に、そのことは忘れないだろう。
それはきっと、分かりきっていること。
だから、やっぱり、一言だけの、さようなら。

20050508

＊　再休止宣言ではないですよ。（笑）

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