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「影」

陽だまりの丘の下に映る僕の影
凡庸にも見える僕の分身
こっちにおいでよと きみの
影を僕の影の中に映し出そうと
無駄なことをしてみようとすると
駆け寄ってきたきみの 妙に存在を主張する影
意に反して僕の影よりも濃く映る影
影が薄い者は魂の気配が薄い者
そんな嘘が真に感じられた夕方

20050306


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