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「♪」

特に何か、楽しいことがあったわけじゃない。
普段と変わりない日常のさなかで、ふと、
心の盛り上がりを見せる兆しがある…、と、
そんな綺麗事を口にしたいわけでもない。だから、
家から遠く離れたショッピングモールで見掛けた、
不自然なまでにずらりと並んだ音符の列を見て、
少しばかり気持ちが引いてしまったことを告白しよう。
盛り下がってしまったわけじゃあ、ないのだけれど。
それは流石に少し、調和的というか人工的というか。
意図しないように見せようとする意図がみえみえだったものだから、つい、ね。

20050507

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