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「クローバー」

闇の中に火を灯すキャンドル
仄かな明かりが世界を照らし出す
尊大なお題目は必要ない
ただきみと僕との境目が見えればいい
直ぐそばにきみがいると分かればいい
火を燃やした後に残るものは何もない
そう思われていたのに 不思議と
僕の手元に残ったのは クローバー
幸福の証でもなくて
ただ予感があるだけのそれに
僕はほんの少しだけ安心してみる

20050227


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