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「登頂」

無心で眼前の課題に取り組むとき、
人は山を登るような境地にあることが多い。
それが背の高さより低いものであれ、
見上げても頂点が見えないものであれ、
その第一歩の歩幅は恐らく、そう違わないだろう。
ただ当座の目標をひとつに定め、
人は到達点にひたすら向かう。
そして頂上に辿りついた瞬間、
安堵を得てしまうものはきっと、
下りの傾斜を転げ落ちるだろう。
クライマックスはすなわち山登りの中間地点。
気を抜いたら、その時点で負けなのだ。


20070206


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