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「性質黒白」

僕の中には、二種類の僕がある。
白い部分と黒い部分がせめぎあっている。
どちらも自分だ、間違いない。
僕自身が思うのだから、間違いない。
けれど、そう思う自分は、今、
白なのか。黒なのか。
黒なのか。白なのか。
どちらなのか、判断出来ない。
いつでもせめぎあっているのは、分かっている。
しかしそれが、
僕と黒の決戦なのか、僕と白の決戦なのか、
いつになっても自覚することが出来ない。
僕の出発点は、白なのか、黒なのか。
僕の常駐点は、黒なのか、白なのか。
どっちつかずなのか、どちらかだが自覚していないのか。
これは僕の、弱点になってしまわないだろうか。

20051017

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