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「明日の夜明け」

明日の夜明けは、今日の夜明け。
明日になったら直ぐに、夜が明けたよと、
天上にてぼくは、きみにメールを送る。
海上にてきみは、メールを受け取るだろう。
ぼくの今日の夜明けは、きみの明日の夜明け。
きみの今日の夜明けは、ぼくの今日の夜明け。
同じ日の夜明けなのに、同じではない。
同じ瞬間なのに、全く違うときに出会う。
きみにはぼくより、猶予がある。
それが少しだけ、悔しい。
本当は同じなのに、少しだけ、悔しい。

20050919

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