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「満足」

この空間を四角く切り取ったなら、
きっと僕にとっての最高の一枚になる。
そう思って構図を確定させて、
いざシャッタを切ろうとした瞬間に、
いつもきみは僕の空間に割り込んでくる。
いつもいつも。
いつもいつもいつも…、
言い訳の出来ない僕は、仕方なく天上の一枚を、
きみが割り込んだ極上からほんの少し足りない、
完璧の一歩手前のこの世のものらしいもので、
一応の満足を迎えてみる。


20060605


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