< 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 >
「眩暈」
立っているのがやっとだった
あまりに眩しくて
太陽のせいで黒くて見えない
傘の向こう
きみが微笑んで立っているだろう
そのもう少し先さ
僕にはもう直視出来ない
その眩しさがそこにある
きみは多分 目を細めて
僕が透過して見ている何かに
こっそりと嫉妬しているんだろう
僕はそれを知りつつも なお
太陽の存在を疎ましく思い
傘越しに あの
目の眩むような輝きを見つめ続ける
20040830
Copyright(c) Kazui Yuuki all rights reserved.
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||