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「白い机」

もう何もかもが終わろうとしている 夜
けれど そんな瞬間にも きみは
いつものように机に向かって異聞の世界を紡ぐ
全てが週末に向かう 夜 白い机に
新たな世界を作り出すために 宿る創生者
それはもしかしたら 終わるのが僕だけなのかもしれない
それを知っていたのだとしても 僕には伝えて欲しくない
そのまま 黙って 背中を見せて
背中だけでも見せて 僕に きみの姿を
最後の瞬間まで信じ続けていたいから

20041230


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