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「それは希望ではない」

一眠りしていたら音がして
既にその門は閉まっていた
どうしたものかと苦渋するのは
もう過ぎてしまったことへの悔やみと
期限を知っていたはずの自分への叱咤
そして心の隅っこでは
門の隙間からどうにかして中に
潜り込んでやろうとする野心
そうやって後付けの好機を作り
過去の失態を無かったことにする
そんな能力が果たして好転に
どれだけ傾くのか知れない期待値の低さ

20040511


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