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「先人の未知」

その場所に道に見える道があったときに
それを道だと信じて疑わないのは
まあ至極当然の道理で
その道にしか見えない道が
実は道ではない他のものだったとしても
誰もそれが道ではないと気付かず
誰もが道であると信じて進むのだ
それはもしかすると道にしか見えない道かもしれない
そんな道なのかもしれないのだから
目の前に見える道が道かそうでないかと
疑うこと事態がよろしくないことなのだろう
実際のところ目の前の道が道であるか
或いは道に似たそうでないものかどうかなど
些細な問題に過ぎない何故ならば
本当の道というものは己が歩いた道
すなわち軌跡のことをこそ指すのであって
目に見える道などは先人の追従に過ぎないのである
道ではないと明確であるところを
己の足で道にすることこそがそれを
本当の意味での道にする第一歩だと思わないだろうか

20040508


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