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「邂逅と乖離」
煌めく粒子の中 僕は完全に全てを見失っていた
ありとあらゆるものを視界から逃れさせ 僕は
目を見開いたまま現実から完全に乖離した
僕の隣にいたはずのきみは もういない
あまりに煌びやかなる空間の中央で 僕は
その 元はシャンデリアらしきものだったものを
ただ漠然と見つめていたのだろう そして
その横で きみは何を考えていたのだろう
その内側に秘められていたのかもしれない きみの輝きを
僕が感じることが出来なかった後悔を いつか
知ることになるのかもしれないけれど それでも
たった今のその瞬間だけ感じる恍惚を
僕は忘れることはないのだろう
20040408
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